今さらですがスマートウォッチの子育てへのすすめ【Fossil GEN 5を例に】
スマートウォッチには心拍センサーが内蔵されているモデルが多く、つい寝ている間も心拍数をはかってしまいます。
けれどそれよりも、確実にケータイの通知をキャッチできて、いざというときにはケータイのかわりに通信ができてしまうスマートウォッチの機能は、僕にとってなくてはならない存在になりました。
子どもと過ごしていると、ケータイを操作したいけれどどうしても取り出せない時があるという方は、是非ご覧ください!
<本日のコンテンツ>
- なぜスマートウォッチが僕にとって不可欠なのか
- ウォッチフェイス左:日付、予定、天気、今日の言葉
- ウォッチフェイス右:ニュース、タイマー、Google Fit、天気
- ウォッチフェイス上:各種設定
- ウォッチフェイス下:各種通知確認
- その他便利なアプリ
- まとめ
今回紹介するFossilのスマートウォッチはAndroid Wear OSを搭載しているため、Googleアシスタントとの連動性が抜群です。つまりスマートスピーカーGoogle Homeを使用している場合は、スマートスピーカーに話しかけているコマンドの多くを、スマートウォッチを通して行うことができます。
Google Homeについては以前の記事をご参照ください。
なぜスマートウォッチが僕にとって不可欠なのか
機能についてお話をする前に、ひとつ聞いてもらいたいことがあります。
実は僕が使用しているスマートウォッチFossil GEN 5は、僕にとって2台目のスマートウォッチです。2018年の年末に購入した初代スマートウォッチは、同じくFossilのGEN 4でした。
GENはGeneration、ジェネレーションのことで、最新のもので第5世代という意味です。
1年もたたずGEN 4を手放したのは、ある理由があります。
なんとGEN 4の初期製造ロットには裏蓋が外れてしまう不具合の生じるものがあり、見事それに的中してしまいました。
(Fossilのおしらせ)
https://www.fossil.com/ja-jp/jp-footer-important-notice.html
実はこの時から、普通の腕時計と同じ見た目のデザインであったり、スマートウォッチとしての機能を気に入っており。ある日裏蓋が勝手に外れて、時計の中が丸見えになった時は結構ショックを受けました。
しかしながら、裏蓋が外れた2019年の8月前後は、ちょうど後継機GEN 5がリリースされる予定となっており、もともと若干もっさり動作のGEN 4に比べて、GEN 5はプロセッサーにSnapdragon Wear 3100を搭載していたため、GEN 5もいいなと思っていた矢先のことでした。
Fossilに問い合わせたところ、僕のGEN 4は修理不能ということで、全額返金をしてくれました。しかもGEN 4に付属していた革バンドだけは返却してくれ、次にGEN 5を入手した際に使える状況となりました。
その後なんだかんだで4か月ほどスマートウォッチなしで生活をしましたが、これがもう不便で不便でなりませんでした。
- 電話の着信に気がつけない
- メールの確認をいちいちケータイを開いて確認しなくてはならない
- 子どもがいる時にちょっとした端末の操作(メモの確認など)ができない
- Google Fitにデータがたまらない
- ふとした時にアラームをセットしたりできない
- 予定や天気を確認するためにケータイが必要
恐らく、スマートウォッチを使用していなければ、何をそんなことを、と思われるかもしれません。けれど、一度上記のような操作が手元ですべてできるようになってしまうと、これがなかなか便利で、手放せななくなるということが身に染みてわかりました。
スマートウォッチはウォッチフェイスを気分にあわせて色々交換、カスタマイズできますが、僕のウォッチフェイスはこのようになっています。
左から、時計のバッテリー残量、ケータイに届いたお知らせの数、今日の日付、心拍数となっています。
ケータイに届いたお知らせはケータイを見ることなく、手元で確認できるものがほとんどなため、いちいとケータイを取り出したりする必要はありません。
以下、特に子育てをしている皆さんにとってお役に立つであろう機能についてレビューいたします。
ウォッチフェイス左:日付、予定、天気、今日の言葉
先ほどご覧いただいたウォッチフェイスを左から右にスワイプすると、以下のような画面になります。
- 最上部のマイクのアイコンはGoogleアシスタントを起動します。どんなコマンドを言っていいかわからなくても、ランダムにおすすめのコマンドが表示されるので、それをプッシュしてみるだけでもいいかもしれません。
- ホテルやフライトなどの予定が、日程が近づくと表示されます。
- 天気予報の精度はGoogleアシスタントのレベルですが、大まかな天気の傾向を知ることはできます。
- 意外と気に入っている今日のことば。ランダムに色々な人の名言が配信されます。
ウォッチフェイス右:ニュース、タイマー、Google Fit、天気
今度はウォッチフェイスを右から左にスワイプすると、先ほどの左スワイプより踏み込んで情報を確認することができます。Googleによれば「タイル」と呼ばれる機能となります。
ニュース、タイマー、Google Fit、天気、予定などを自由に、使いたいものだけ並べることができます。
Googleニュース
- ニュースはGoogleニュースから5記事がランダムでタイトルのみ掲載されます。画像が付いているものとそうでないものがありますが、それぞれの記事にはケータイで詳細を確認するためのボタンが付いていますので、気になったら詳細情報はケータイで確認できます。
タイマー
- 地味ですが、ケータイを出さずにタイマーをセットできるのは便利です。最近我が家は遊びに夢中になってやめられない息子に、タイマーをセットさせて、これが鳴ったら遊びは終わりだよ、と約束します。本人は時計を操作したい気持ちもあり、なかなか効果があります笑
- GEN 5ではスピーカーも搭載しているのでタイマーは振動と音声でお知らせしてくれます。
Google Fit
- タイル機能では「歩数計」と心拍数から推測される「強めの運動」のポイントが表示されます。それぞれアプリで一日の目標を定め、それを達成できているかどうかは歩数なら青丸がぐるっと一周したか、強めの運動なら緑の線が円になっているかどうかで確認できます。
- 画面をタッチするとその日の心拍数の推移や、過去1週間の安静時心拍数を確認することができます。
- 「ワークアウト」ではエクササイズの内容を指定して心拍数やGPSの情報を取得してくれます。しかし正直言って、いちいちエクササイズの内容を指定して測定するのは面倒だと思います。しかしご安心ください。Google Fitの賢いところは、そこを自動化してくれます。
- Google Fitのスマホ上のアプリには日誌と言って、エクササイズの記録が残りますが、僕は一切エクササイズの内容を指定したりしていません。自動的にGPS等の情報からウォーキングをしたことになっています。もちろん後からエクササイズの内容を修正することもできますが、これぐらい気楽だとずっとスマートウォッチを腕につけていていいかなと思えます。
- WHOのアドバイスに基づいて運動のポイント化を行っています
- 心拍数はどんどん蓄積されます。サードパーティのアプリでは、自動で異常がないか監視し、何かあればお知らせしてくれるものもあります。例えば以下のものがあります。
- 蓄積された心拍数やアクティビティのデータは日、週、月、年の単位でいつでも確認することができます。
- Fossil GEN 5は装着したまま泳ぐこともできますので、安心してアクティビティに持ち出すことができます。
天気
- その日の天気の3時間ごとの変化を表示してくれます。
- 予測の精度はあまり高くない印象がありますが、大雑把な天気の傾向は間違いなくわかります。
ウォッチフェイス上:各種設定
ウォッチフェイスを上から下にスワイプするとよく使う設定を呼び出すことができます。
バッテリーモード
- 上段真ん中のバッテリーのアイコンはバッテリーモードを設定できます。
- カスタムでは必要な機能だけをオンにして、バッテリー消費を抑えることができます。
- GEN 4は正直バッテリーの持ちがいまいちで、気が付くと電池がなくなるということが何度かありました。GEN 5はこのようにバッテリーモードを細かく設定できるため、丸一日使っても十分にバッテリーが持ちます。
- それでもバッテリー切れを起こしそうになると、(バッテリー10%以下)「時計表示限定」モードが発動して、最後の最後まで電池を持たせてくれます。
ウォッチフェイス下:各種通知確認
ウォッチフェイスを下から上にスワイプするとスマホに届いている通知を確認できます。ここで電話の着信や、LINE等のメッセージの確認ができます。
電話
- かかってきた電話を確認(モザイク部に相手電話番号表示)し、それに対してコールバックやメッセージを送り返すことができます。
- GEN 4ではスマートウォッチから電話をとり、通話することはできませんでしたが、GEN 5になってケータイを取り出すことなく、時計で通話をすることができるようになりました。
- スマートウォッチ内の「電話」アプリから直接電話をかけることもできます。
- もちろんこの「電話」アプリから着信履歴や電話帳を確認することができます。
- 子どもと遊んでいたり、外出先などで、ちょこっと通話したい、けど電話が取り出せない時に重宝します!
メッセージアプリ:LINEなど
- LINEなどのメッセージを受信したときにもスマートウォッチから確認することができます。もちろんそれに対して返信することもできます。
- キーボードで文字を打つこともできますが、Fossilのスマートウォッチは通常の腕時計サイズのため、文字を打つにはピッチが狭すぎで、なかなか思うように入力できません。。。
- キーボードよりもずっと便利なのは音声入力です。Googleの音声能力の優秀さはすでにご存じかと思いますが、話し言葉も比較的確実に入力できます。
- 電話よりも使用する頻度が高いメッセージですが、これこそ子育て中に大活躍です。子どもと外で遊んでいるときに奥さんからメッセージが来たら、スマートウォッチでサクッと返信。これならケータイを取り出して、文字を入力して、その隙に子どもが走り去った!なんてことを防げます笑
- FacebookのMessengerは専用アプリがあり、「いいね!」「了解」のサムズアップスタンプをサクッと送信できるので便利です。
その他便利なアプリ
スマートウォッチにはケータイのアプリに連動して、Wear OS用のアプリがインストールされます。ケータイのアプリとは一味違った使い方で、便利なものをいくつか紹介します。
Fossilのスマートウォッチではリューズを押すことでアプリを呼び出すことができます。アプリはリューズを回して選択できます。
Google Keep
Keepはメモとして非常に便利なアプリですが、スマートウォッチからもその内容を確認できます。特に便利だなと感じるのは、妻から頼まれた買い物の時です。
子どもと買い物をしていると、ケータイに入れているメモを確認することすら難しいことがあります。スマートウォッチ版Keepでは手元でリストにチェックを入れることができるので安心です。
もちろんチェックしたものや、新たに妻からアイテムの追加があっても、ちゃんとオンラインで共有されているので抜け漏れがありません。
Google 翻訳
ちょっとした単語を調べたいときなどに、ケータイを取り出さずに確認できます。
これも音声入力でサクッと確認できるため楽々です。もちろんちょっとした単語ではなく、文章にもGoogle先生クオリティで対応しています。
手洗いタイマー
最近追加された機能です。Googleアシスタントの「OK Google 手洗いを手伝って」と同様に、手洗いをサポートしてくれるアプリです。
40秒間のタイマーが起動します。
ちなみにGoogle Homeの手洗いタイマーは楽し気な音楽とともに手洗いができますが、スマートウォッチ版では音声なしのタイマーとなっています。
まとめ
今回紹介したものはAndroid Wear OSの基本的な機能となりますが、どれもかゆいところに手が届くものばかりです。僕もスマートウォッチを入手する前は、どれほど便利になるのかと思いましたが、今のスマートウォッチは特別近未来的な生活ができるようになるわけではありません。それよりももっと確実に、気軽に、そして速攻で必要な情報にアクセスできる端末ととらえるのが良いと思います。
しかしだからこそ間違いなく子育ての役に立ちます。子育てのストレスはちょっとしたことに手が届かずに、あれよあれよという間に時が過ぎることだと思いますが、スマートウォッチをうまく使えば、そのストレスをきっと軽減できます。
やはり特に便利だと感じるのは妻とのコミュニケーションを確実にとれるようになるということだと思います。ちょっとしたメッセージでも、通話でも、タイミングを逃して失敗した!という経験は誰しもあるのではないでしょうか。それをできるだけ少なくできるのはやはり便利です。
皆さんの子育てがスマートウォッチで少しでも楽になれば幸いです!